昨今は副業に取り組む人口が増加しており、女性も参入しやすい市場が形成され始めています。しかし、実際にチャレンジするとなると、女性向きの仕事や注意点が分からないと悩むケースも少なくありません。
女性に副業がおすすめの理由や仕事を選ぶ時のポイントについても解説するので、ぜひ参考にしてください。
目次
女性に副業がおすすめの理由3つ
ここではまず、女性に副業がおすすめの理由を3つ解説します。
女性の副業ワーカーが増加している
税金や生活費が上がっていく一方で、肝心の給料は上がらない状況が続いています。そんな背景から、現在副業に取り組む(始めようと考える)20代~50代の女性は各年代で半数を超えており、結果として女性が働きやすい市場が構築されているのです。
*公益財団法人|日本生産性本部
また、副業はスキルの習得やキャリア形成にも役立つため、ステップアップを目指すキャリアウーマンにとっても効果的な選択肢といえるでしょう。
インターネット環境が整っている
インターネット環境の発達に伴い、現在は場所にとらわれず仕事ができるようになりました。
事実、仕事内容次第ではスマホやパソコンだけで始められるので、これまでよりずっと働きやすい環境が整っているのです。
副業の業種が増えている
副業の注目度が高まるにつれて、市場における業種も増えています。
たとえば、ハンドメイドやドロップシッピング、文書作成から動画編集まで様々であり、最近は家事代行も人気です。また、データ入力やアンケートモニターなど、まったくの未経験から取り組める仕事もあるため、「特に得意なことがない…」という方でも問題なく始められるでしょう。
女性が副業を選ぶ時のポイント3つ
次は、女性が副業を選ぶにあたり、押さえておくべきポイントを3つ解説します。
副業選びに難航している方は、ぜひ参考にしてください。
スモールスタートできる
初めから大きく業務を始めると、時間やコストがかかってしまい、万が一失敗した時のダメージが拡大してしまいます。したがって、まずは設備投資せずに最小限の規模でスモールスタートしましょう。
いつでも手軽に始められる上に、業績が芳しくない時は簡単にリセットできるメリットがあります。自宅で始めればオフィスの賃借料なども抑えられるため、少しでもミニマイズして事業を展開してみてください。
未経験でも始められる
売り物になるような趣味や特技が無い場合は、未経験でも始められる副業を選ぶのがおすすめです。スキルや経験が求められる仕事を選んでしまうと収入を得るまで時間がかかる上に、「ほんとに稼げるかな」という漠然とした不安から勉強も捗らないでしょう。
たとえば、ライター、文字起こし業務などはタイピングができれば誰でもできます。ネットオークションなどもただ荷物を出品するだけなので、気になる仕事があれば積極的にチャレンジしてみてください。
趣味や特技が活かせる
長年継続してきた趣味・特技がある場合は、その経験が活かせる副業を選びましょう。家事が好きなら「家事代行」手芸に取り組んできたなら「ハンドメイド販売」写真が好きな方は「画像販売」などがおすすめ。
文字通り、「好きなことでお金が稼げる」ので、強制される会社員生活とは違い、充実感を満喫しながら取り組めるでしょう。
女性におすすめの副業8選
ここからは、女性におすすめの仕事を8つ解説します。
ハンドメイド作品販売
ハンドメイド作品販売は、衣服やアクセサリー、雑貨などの「自分で作ったハンドメイド商品」を販売して収入を得る副業です。
近年はECサイトなどで簡単に売買できる上に、SNSを使えば無料で宣伝が可能。ハンドメイド事業者にとっては活躍しやすい環境が整っているため、もし手芸スキルなどがあればチャレンジしてみてください。
プログラマー
インターネットがなくては生きられない昨今、プログラマーの案件数は常に溢れかえっています。そのため、スキルと実績さえ身につければ安定的に稼げる見込みがあり、ステップアップしていけば年収1,000万円超えも不可能ではありません。
参考までに、プログラマーになるには独学で身に付けるか、プロ講師から学ぶ方法が挙げられます。前者は学習コストを抑えられる一方、難易度が高いので、基本的にはオンラインスクールなどでプロから学ぶと良いでしょう。
WEBライター
WEBライターは、Webメディアやブログの記事を執筆する副業です。未経験からでも始められますが、報酬単価は0.1~3円/1文字と経験・実績に応じて変動します。
ほぼゼロ円で始められるだけでなく、働く時間も自由に決められるメリットがあり、ちょっとしたお小遣い稼ぎから本格的に稼ぎたい方まで幅広い層におすすめできます。
家事代行
家事代行は、主婦(夫)の間で非常に人気が高い副業です。
クライアントを訪問して掃除や洗濯、料理といった家事全般を行い収入を得ます。特に難しい知識や資格が必要なく、一般的な家事が行えれば誰でも始められるので、これとった趣味や特技がない方にもおすすめです。
覆面調査
覆面調査は指定された店舗へ出向き、サービスや品質を実際に体感して評価する副業。
クライアントの多くはサービス向上のため、客観的な意見を求める企業であり、飲食代・交通費といった調査経費はもちろんクライアントが支払います。調査対象は美容サロンや美容院、マッサージ店などが多く、在宅なら化粧品モニターも人気です。
ネットオークション
『ヤフオク!』や『モバオク』といったオークションサイトで不用品を売却するのもおすすめです。即日で始められる上に、仕入れ代なども発生しないため、極力スモールスタートしたい方には特にメリットがあります。
また、もっと大きく稼ぎたいのなら、売れそうな品物を安値で仕入れ、より高額で販売する方法もありますが、目利きのスキルや在庫置き場の問題もあるので、慎重に検討しましょう。
Webデザイナー
Webデザイナーは、ホームページ制作や更新作業、バナー・ロゴ配置といったメディア運営に関連する業務を担うポジション。先ほど触れたライター業の上流工程に位置しており、近年は業界全体の人手不足が続いていることから、フリーランスにも案件が行き届きやすくなっています。
報酬相場は月収約20万円~30万円程度ですが、大きなプロジェクトに参加すればより高収入が見込めるでしょう。加えて、自分自身でオウンドメディアを運営するなど、横展開しやすい点も魅力です。
コーチング
コーチングは、クライアントとのセッションを繰り返し、心のうちに秘める目標の達成をサポートする仕事です。
洞察力やコミュニケーションスキルが問われることから、未経験で高収入を得るのは難しい一方、経験と実績を積み重ねることで、「副業でも1,000万円以上の収入」が得られる可能性もあります。
報酬相場は1セッションあたり3000円~約3万円が一般的ですが、複数のセッションを30万円のパッケージとして販売しているケースもあるため、自分に合った報酬プランを設定しましょう。
女性が副業を始める時の注意点3つ
ここからは、女性が副業を始める時の注意点を3つ解説します。
いずれも重要なポイントなので、ぜひ参考にしてください。
運営が不透明なサイトはNG
副業需要の拡大に伴い、SNSを中心に『高収入の副業がある』や『簡単にスマホで稼げる』といった広告が増えてきました。一見すると魅力的に思えますが、結論から言うと極力手を出さない方が良いでしょう。
興味本位で連絡をした結果、違法性の高い行為に巻き込まれしまい、個人情報・銀行口座などを盗み取られてしまった事案が多発しています。
また、そこまで深刻ではないものの、『意味のない情報商材を売りつけられた』『無料のお試しなのにお金を取られた』という事例もあるため、運営が不透明な副業は避けてください。
時間と場所に融通が利かない業種は避ける
副業はあくまでも「本業のサブ的位置づけ」であり、あまりに多忙すぎて本業に支障を来してしまっては本末転倒です。そのため、基本的には本業のスケジュールに合わせやすい自由シフト制の副業を選びましょう。
万が一見つからない場合は、単発案件やフリーランスとして活動するのもおすすめ。いずれにしても、本業でのパフォーマンスを落とさないように調整しなければなりません。
体力的にラクな副業を選ぶ
肉体労働系の副業は体力の消耗が激しく、本業に支障が出るかもしれません。したがって、本記事で解説したような「体力的にラクな副業」を選びましょう。
特にWebライターやプログラマーは完全在宅で体を動かす必要がなく、エステやマッサージに限定して覆面調査に取り組むのもおすすめですよ。
確定申告を忘れずに実施する
副業で思ったより利益が出た場合は、必ず確定申告を行いましょう。具体的には『1年間の副業所得が20万円以上』となった時点で確定申告の義務が発生します。
もし申告が漏れてしまうと、後から追徴課税が実行されてさらにペナルティを請求されるリスクもあるため、ぜひ覚えておいてください。
副業は女性にもおすすめ!自分に合った仕事で高収入を目指そう
本記事では、女性におすすめの副業10選や選ぶ時のポイント、注意点などを解説しました。
現在は誰でも簡単に副業が始められる一方、どんな仕事でも本業と両立できるわけではありません。今回触れてきた通り、体力を消耗する副業を始めた結果、本業に支障がでるリスクもあるため、ぜひ本記事を参考に慎重に選んでいきましょう。