昨今の副業ブームの中でも、カウンセラーは特に人気が高い職業です。実際に、カウンセラーとして独立し年収1,000万円以上を達成した方も多く、今後転職を検討している方も多いでしょう。

しかし、実際に必要な資格や収入水準が分からないことから、今一歩踏み出せていないケースも少なくありません。

仙道
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そこで今回は、カウンセラーへ転職する方法やおすすめの資格、求人の内容なども解説します。

カウンセラーが転職におすすめの理由4つ

まず結論として、カウンセラーは転職先の業種としてとてもおすすめです。

ここではその理由を4つ解説するので、しっかり押さえておきましょう。

ジャンルの選択肢が幅広い

カウンセラーと一口に言っても、具体的なジャンルは様々です。たとえば、精神科や内科といった医療分野は王道的ですが、教育分野でもスクールカウンセラーの需要があります。

その他に、企業専属の産業カウンセラー、司法・福祉と多岐に渡るので、自分の得意なスキルを活かしやすい業界といえるでしょう。

もしカウンセリングの分野をもっと知りたい場合は、以下の記事を参考にしてみてください。

関連記事:カウンセラーの業種には何がある?主な職種も紹介

利益率が高い

多くのビジネスでは、仕入れ費や事務所の家賃などのコストがかかるため、売り上げのすべてが利益になるわけではありません。稼いだお金の半分程度が経費に消えてしまうケースもあり、事業者にとっては無視できないポイントといえるでしょう。

一方、カウンセラーはスマホと体一つあればどこでも営業できます。すなわち売り上げのほとんどが利益になるので、大変効率よく稼げるのです。

仙道
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会社員に転職する場合はあまり関係ありませんが、独立する時に活きてくる知識ですね!

将来性がある

様々な業界で人の心をケアするカウンセラーは、常に安定した需要を誇る業種です。対象の細かなしぐさから感情を読み取る必要があるため、すぐAIに取って代わられることもないでしょう。

SNSが発達した現代ではさらに心の悩みが多様化しており、将来的にもさらなる需要が見込めます。

必須の資格がない

カウンセラーには専門的な知識やスキルが要される一方、必須資格は存在しません。すなわち、医者や弁護士のように特定の課程を経なくても転職できるのです。

ただし、本当に一つも資格がない状態でカウンセラーになる方はとても稀で、未経験から転職するなら実質的に必須といっても過言ではありません。

そこで次章では、カウンセラーの転職におすすめの資格を見ていきましょう。

カウンセラーの転職におすすめの資格5選

ここからは、カウンセラーへの転職が有利になる資格を5つ解説します。

転職活動をスムーズに進めるためにも、ぜひ参考にしてください。

メンタル心理カウンセラー

メンタル心理カウンセラーは、自宅受験が可能であり、特定の講座と課程を修了すれば誰でも取得できます。

業界での知名度も高いので、未経験から転職する際はぜひ取得した方が良いでしょう。

仙道
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現場経験を積んでから、さらに上級資格を目指すのも良いですね!

メンタルケアカウンセラー

メンタルケアカウンセラーは、初心者向けの知識を習得したい方におすすめの資格です。

対象へのアプローチ方法やカウンセリングのノウハウ、コミュニケーションスキルなどを一通り学べるため、資格勉強だけでも役に立つでしょう。

参考までに、次に目指す上級資格としては「こころ検定2級」などがおすすめです。

産業カウンセラー

企業の専属で働きたい場合は、産業カウンセラーの資格取得を目指すのも良いでしょう。会社員のケアに必要なスキルと知識が網羅的に学べるので、所持しているだけでも一目置かれるかもしれません。

ただし、産業カウンセリングの講座を受けるか、大学院での特定科目を修了する必要があるため、取得難易度の高さに注意してください。

教育カウンセラー

教育カウンセラーの資格は、進路面談や家庭訪問などの学級運営に関わる活動のサポートを目的としています。

特にスクールカウンセラーと相性が良いため、転職活動でも重宝するでしょう。初級から上級までの3段階ごとに認定要件が定められているので、詳細は運営元となるNPO法人日本教育カウンセラー協会のサイトをチェックしてみてください。

公認心理師

大学院での科目修了や、心理関連の実務経験といった難易度の高い要件を求められますが、より高度な知識と権威性が欲しい場合は「公認心理師」もおすすめです。

アセスメントやカウンセリング、心の健康に関する情報提供活動が法律的に認められており、本格的にカウンセラーとして活躍したい方に適しています。

ちなみに下記の記事では、心理カウンセラーに役立つ資格を解説しているので、ぜひ参考にしてください。

関連記事:心理カウンセラーの副業で稼げる資格15選|業界別おすすめの仕事も解説

カウンセラーに転職する3つの方法と収入水準

ここからは、カウンセラーに転職する方法を3パターン解説します。

それぞれの特徴を把握して、最適なものを選びましょう。

企業に転職する

カウンセラーは企業や自治体で募集されているケースも多く、月給は20~30万円程度が標準的です。産業カウンセラーから児童分野まで広く需要があるので、自分が得意な領域がきっと見つかるでしょう。

ただし、臨床心理士や公認心理師が優遇される傾向なので、無資格ではやや厳しい戦いになるかもしれません。

派遣・アルバイト

カウンセラーは派遣やアルバイトでも広く募集されています。服装自由・ダブルワークOKという求人もあるため、副業する上でもおすすめといえるでしょう。

時給2,000円を超えるケースもあり、数ある業種の中でも高給な部類に入ります。

個人事業主

カウンセラーは個人事業主として開業するのもおすすめです。専業・副業どちらでも活動できる上に、うまく運営すれば会社員やアルバイトよりも高給が見込めるでしょう。

カウンセラーに転職するときの注意点

ここからは、カウンセラーに転職する時の注意点を解説します。

スムーズにジョブチェンジするためにも、しっかり押さえておきましょう。

まずは副業として始めてみる

カウンセラーは特殊なスキルを要する職業です。たしかに資格勉強を行えば基本知識は身につきますが、実践してみなければ上手くいくかはわかりません

見切り発車で業界に飛び込んだ結果「やっぱり合わない」と感じて元の仕事に出戻りする方も多いので、まずは副業から始めてみると良いでしょう。

まずはアルバイトから始めて感覚を掴んでから、個人事業主や企業への転職を検討してみてください。

貯金しておく

カウンセラーへ転職する前に、最低でも生活費3か月分は貯金しておくのがおすすめです。

現職を辞めてからスムーズにカウンセラーの仕事が決まる保証はないので、どんな事態にも対応できるように備えておきましょう。

仙道
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仕事が決まってから辞表をだすのがベストですが、明確に転職先が決まっていない時は貯金がマストですね。

集客とセールスノウハウを身につける

カウンセラーの実績を積んだ後、個人事業主として独立を目指す方も多いでしょう。

しかし、なんの対策も打たないまま開業しても、肝心のクライアントから依頼がこないために、いずれ廃業することになります。

カウンセラーは副業から転職するのがおすすめ

本記事では、カウンセラーの転職におすすめの資格や収入水準などを解説してきました。カウンセラーは全体的に給与水準が高く、個人事業主として成功すれば年収1,000万円も夢ではありません。