インターネット需要や働き方の多様性が高まっている昨今、起業はより身近なものとなりました。しかし、初心者には難解な部分も多いことから、プロのノウハウが学べる「起業関連の塾」を検討する方も多いでしょう。

仙道
仙道
しかし、初心者は選ぶポイントやおすすめの塾が分からず、今一歩踏み出せないケースも少なくありません。

そこで本記事では、初心者におすすめの起業塾を11種類解説します。

初心者が起業塾を選ぶ時におすすめの注目ポイント

ここではまず、初心者が起業塾を選ぶ時のポイントを解説します。

自分に合った起業塾に巡り合えるよう、しっかり押さえておきましょう。

起業塾の専門性・信頼性

塾が提供するプログラムが、起業に関する知識やスキルを包括的にカバーしているかどうかを確認しましょう。信頼性のある機関、専門家が運営しているかも重要なポイントです。

また、講師の実績や経験は塾の品質に深く影響するので、事前にきちんとリサーチする必要があります。

カリキュラムや教材

起業塾で提供されるカリキュラムや教材が、起業の基礎から応用まで幅広くカバーされているかどうかもチェックしなければなりません。

実際のところ、高い受講料を取るにも関わらず、ネットで調べればすぐ出てくる基礎知識しか載せていないケースもあります。できれば契約前に教材を見せてもらい、コストに見合うクオリティであることを確認しましょう。

仙道
仙道
普通の起業塾なら事前に教材を説明してくれます。もし渋った場合は、少し詐欺を疑った方が良いかもしれません。

サポート体制

塾の受講者に提供されるサポート体制の充実度も見逃せないポイント。カリキュラムを進めている最中はもちろん、可能ならアフターフォローも実施している塾が理想です。

質問や相談に対して迅速に回答してくれるチャンネルや、メンタリングプログラムなどがあるとなお良いですね。

参加者のレビュー

過去の受講者のフィードバックやレビューも調査しておきましょう。実際の経験や受講後の成果を知ることで、より具体的に品質を判断できます。

リサーチする媒体としては、Twitterや外部の口コミサイトがおすすめですよ。

コストパフォーマンス

起業塾を選ぶ時はどうしても「安さ」に注目してしまいがちですが、「コストパフォーマンス」の方が重要です。

たとえば、2万円で受講できたとしても、基礎的な内容しか教えてもらえないのなら、お金を払う価値はありません。一方、アフターフォローに追加特典が付いており、高い確率で成果を出せるなら、数十万円支払っても採算は取れるでしょう。

もちろん、自分の予算感に見合うことが大前提ですが、コストパフォーマンスを意識して探した方が有益な学びに繋がりますよ。

初心者におすすめの起業塾11選

ここからは、初心者におすすめの起業塾を11種類解説します。

いずれも魅力的な特徴を備えているので、ぜひ参考にしてください。

WILLFU社会人講座

WILLFU社会人講座は、受講生3000人以上を突破した比較的新しい起業塾です。講師だけでなく、先輩起業家からもフィードバックが受けられ得るので、より実践的なノウハウを求める方におすすめです。

【WILLFU社会人講座の特徴】

  • 事業の立ち上げから収益化までをサポート
  • 週単位での進捗報告でスピード感のある起業が可能
  • 多数の受講者が収益化を達成

グロービス経営大学院

グロービス経営大学院は、入学前の3か月間に限りお試し入学が可能。厚生労働大臣から実践的な教育訓練講座と認定されており、100万円以上の給付金が受けられます。

肝心の品質も高水準で、多くの受講者が成果を実感しているようです。

【グロービス経営大学院の特徴】

  • モチベーションの高い人材と知り合える
  • お試し入学が可能
  • 給付金の対象

ボーダレスアカデミー

ボーダレスアカデミーは、3か月の期限を定めてスピーディーに起業できるカリキュラムが人気。起業資金の提供や金融機関の紹介も受けられるため、一定の設備投資が必要な方にも適した起業塾です。

【ボーダレスアカデミーの特徴】

  • ソーシャルビジネスに特化
  • 入会金ゼロ円で受講できる
  • オンラインで受講可能

ライフシフトラボ

ライフシフトラボは、受講者の満足度90%以上を誇る起業塾です。40代~50代の中堅層に向けてカリキュラムを組んでおり、質の高い内容でワンランク上の経営者を目指せます。

【ライフシフトラボの特徴】

  • 40代以降の起業に適したプログラム
  • 30代以下も受講できる
  • 人材業界のプロが監修

Cash Engine

Cash Engineは12カ月かけてじっくりとノウハウが学べます。しかも、座学は全体の1割で、残りはすべて実践教育。まったくの初心者からでも、早い段階で現場で通用する経営者にスキルアップできるでしょう。

【Cash Engineの特徴】

  • 通学とオンラインの両方が可能
  • LINEで無制限に相談できる
  • 現役起業家とミーティングできる

TOKYO創業ステーション

TOKYO創業ステーションは東京都中小企業振興公社が運営する起業塾で、一部を除き無料で利用できます。小さな子の一時預かりサービスも行っているので、子育て中の方も気軽に試してみてください。

【TOKYO創業ステーションの特徴】

  • 東京都中小企業振興公社が運営
  • 子供の一時預かりサービスあり
  • 都内の創業予定者限定

日経ビジネススクール

300本以上のビジネススキル講座を提供しており、国内外のビジネススクールと共同で制作したカリキュラムも好評を得ています。

MBAやマネジメント、労務といった幅広い領域が学べます。

【日経ビジネススクールの特徴】

  • 豊富な講座を提供している
  • 幅広い領域の知識が学べる
  • 初心者から起業家まで対応

SHElikes

SHElikesは女性限定の起業塾で、ウェブライターやクリエイティブ系のお仕事まで幅広い知識を学べます。累計参加者は2万人を超えており、多くの女性起業家を輩出してきました。

【SHElikesの特徴】

  • 女性限定の起業塾
  • 2万人以上が受講する人気サービス
  • 幅広い知識が学べる

イニシアティブ

イニシアティブは無料プログラムを設けており、2週間に一度コーディネーターと個別面談できます。NPO法人が運営しているため、安心して受講できるでしょう。

ただし、受講するには事業プランを提示して審査に通過しなければなりません。

【イニシアティブの特徴】

  • 8カ月の長期プログラムを提供
  • 審査に通過すれば無料で受講できる
  • NPO法人主催で信頼性が高い

TSGビジネススクール

TSGビジネススクールは完全無料でカリキュラムを受講できます。単発型の講座も設けているので、必要なノウハウを無駄なく学びたい方におすすめです。

【TSGビジネススクールの特徴】

  • 短時間の講座を設けている
  • 受講費用がかからない
  • 講座の種類が豊富

 

起業塾を利用するメリット3つ

ここからは、起業塾を利用するメリットを3つ解説します。

いずれも重要なポイントなので、ぜひ参考にしてください。

起業の基礎知識とスキル

起業は多くの知識とスキルが必要となり、初心者はスタートの段階から躓くケースも少なくありません。

一方、起業塾を利用すれば、事業計画の作成やマーケティング戦略の構築、案件獲得のノウハウなどをワンストップで学べます。

また、マネジメント能力も養えるので、すでに経営者として活動している方にも有益なサービスといえるでしょう。

起業家のコミュニティに参加できる

起業塾には幅広い領域の起業家が集まるため、自分だけで事業を始めるよりもはるかに交流の機会に恵まれます。たくさんの同志と出会うことで良質な刺激に繋がり、将来的には一緒に仕事ができるかもしれません。

プロの起業家からフィードバックしてもらえる

起業塾は、経験豊富なメンターや先輩起業家からフィードバックを受けられます。自分のアイデアやビジネスプランをプロの目線から評価してもらえるので、初心者にとっては理想的な環境です。

また、改善点や潜在的なリスクについても指摘が受けられるため、起業の安全性を高める上でも有用なサービスといえます。

起業塾のデメリット2つ

ここからは、起業塾のデメリットを2つ解説します。

メリットと同じく大切な要素なので、ぜひ参考にしてください。

コストがかかる

多くの起業塾は授業料や参加費がかかるため、スモールスタートしたい方にとってはデメリットになるでしょう。

特に、有名スクールや高品質なプログラムはコストも高額になりがち。あまり予算に余裕がない場合は、受講費用がかからないか、安価な起業塾を選ぶ他ありません。

数か月の時間がかかる

起業塾は独自のカリキュラムを設けていますが、そのほとんどが数カ月程度の時間を要します。3か月ほどで成果が出せるケースもあるものの、すべての方がスムーズに運ぶとは限りません。

惰性的に受講していると、起業のノウハウを学ぶだけで半年以上ロスするリスクもあるので、しっかりカリキュラムにコミットし、最短で卒業できるようにしましょう。

初心者には起業塾がおすすめ

本記事では、初心者におすすめの起業塾を11種類解説してきました。

起業塾は一見すると高額で敷居が高いイメージもありますが、実際は無料か安価で受講できるサービスも少なくありません。子供の一時預かりなどの付帯サービスが利用できるケースもあるので、ぜひ本記事を参考に自分に合った起業塾を選んでみてください。