モノやサービスを販売する手法は数多く存在しますが、その中でも「DRM(ダイレクトレスポンスマーケティング)」は特に初心者におすすめです。
今回は「集客・教育・販売」のフローを導入するべき理由や、具体的なフローも解説します。
目次
集客・教育・販売の(DRM)流れがおすすめの理由
ここではまず、ビジネスの売り上げアップに「DRM(集客・教育・販売)」がおすすめの理由を解説します。
- 効果測定・評価が簡単
- ターゲットに合わせて施策を調整できる
- ネクストアクションに繋げやすい
早い段階からビジネスを軌道に乗せるためにも、ぜひ参考にしてください。
効果測定・評価が簡単
DRMは、特定の広告やキャンペーンに対する顧客からの反応を測定しやすい利点があります。ABテストを実施した際も即座に正確な結果が手に入るので、スピーディーな戦略の軌道修正が可能です。
また、マーケティング業界は比較的頻繁に刺さる手法やトレンドが移り変わるため、スピード感を持って施策を回せるメリットは非常に大きいでしょう。
ターゲットに合わせて施策を調整できる
DRMは顧客とのやり取りを重ねて販売まで結びつける手法であり、顧客の性質などに応じて細かく施策を調整できます。
集客活動はターゲットの層に対して包括的に実施するのが一般的ですが、DRMならより高精度にピンポイントでアプローチが行えるでしょう。
ネクストアクションに繋げやすい
DRMは顧客の連絡先や住所が手に入るので、ネクストアクションに繋げやすい利点もあります。利用者限定のセミナーやキャンペーンを開催し、満足度を下げないようにアプローチし続ければ、リピーター・ファン化も狙えるでしょう。
最近はライン公式アカウントのツールで簡単にステップメッセージが送れるため、なおのことネクストアクションに繋げやすい環境といえます。
集客・教育・販売(DRM)のステップ5つ
ここからは、DRMの流れを5つのステップに分けて解説します。
- ターゲット設定・データ収集
- キャンペーンの設計
- コンタクト方法の選定
- リアルタイム分析
- 継続的な関係の構築
さっそく実践できるように、しっかり押さえておきましょう。
ターゲット設定・データ収集
まずは、ターゲットとなる顧客層を明確に設定します。市場調査はもちろん、ターゲットになり得る層のデータを徹底的に収集し、ペルソナを作り上げましょう。
顧客の属性や行動、職業に興味関心といったあらゆる情報を集めて、「どんな広告が刺さるか」「どんな悩みを持っているか」などのポイントを想定できるようにしていきます。
キャンペーンの設計
自社が狙うターゲットが明確になったら、効果的なキャンペーンを設計します。コンバージョンポイント(申し込みや契約などを促すポイント)やターゲットに刺さるメッセージを考え、広告などに掲載しましょう。
コンタクト方法の選定
次に、DRMで最も重要なポイントの一つである「コンタクト方法」を選定しましょう。ダイレクトメールやテレマーケティング、オンライン広告など多岐にわたります。
SNSも比較的メジャーであり、最終的にLINE公式アカウントなどに誘導すれば、継続的なアプローチも容易となるでしょう。
リアルタイム分析
キャンペーンを実施した後は、ターゲットからの反応をリアルタイムで分析していきます。DRMは顧客とインタラクティブなやり取りが可能なので、改善余地を見つけた際は即座にアジャストするのがおすすめです。
効果測定が行いやすく、スピード感をもって施策を調整できるでしょう。
継続的な関係の構築
キャンペーンを通してサービスを購入してもらえたら、その後も継続的な関係を構築します。通常の顧客からリピーター化してもらえるよう、さらなるキャンペーンやクーポン、イベントを知らせて「特別感」を感じさせてみてください。
顧客満足度が向上することで、知り合いや友人の照会も期待できるので、念入りに関係値を作っていきましょう。
集客・教育・販売(DRM)の成功事例
ここからは、DRMの成功事例を解説します。
自社のビジネスモデルと近い事例を見つけ、成功へのイメージを固めましょう。
英語教室
オンラインをメインに事業を行う英語教室は、以下のようにDRMを回転させて大幅な売り上げアップを達成しました。
- 集客:ターゲットのリストを広告などで獲得
- 教育:ステップメールで英語学習の情報を発信
- 販売:オンライン教材・講座の販売
オンラインサービスは人件費などが抑えられる上に、固定費なども最小限で済みます。DRMのようにコスパの高い手法を組み合わせることで、より利益率を高められるでしょう。
オンラインサロン
オンラインサロンは、以下のような仕組みを構築して、数百万円の売り上げを達成した事例があります。
- 集客:ブログへの来訪者をメルマガ登録に誘導
- メルマガで無料の講座を発信
- より学びたい人限定でサロンに誘導
この事例の会員登録数自体は100人と控えめですが、月会費は8,000円と高額な部類に入るので、毎月80万円ほどの収入になる計算。無論、芸能人ではなく、無名の一般人の実績となるため、起業・副業としては大成功の部類に入るでしょう。
集客・教育・販売(DRM)の注意点
ここからは、DRMの注意点を見ていきましょう。
- プライバシー保護の責任がある
- 過度なプロモーションは控える
いずれも重要なポイントなので、ぜひ参考にしてください。
プライバシー保護の責任がある
顧客の連絡先や住所を扱う場合、プライバシーの保護については最大限留意しなければなりません。私的な目的で悪用するのはもちろんのこと、不用意に流出させるのもご法度。
たった一度情報を流出させただけで、大きく信頼を損なう結果につながるため、セキュリティ対策や社内規則などをきちんと整備して個人情報を取り扱いましょう。
過度なプロモーションは控える
過度なプロモーションやスパム的なメッセージは、顧客に不快感を与えてしまうだけでなく、ブランドのイメージを損なうリスクもあります。
引きすぎず、しつこすぎないバランスのメッセージを発信し、顧客に価値を感じてもらえるようなコンテンツ作りを意識しましょう。
集客・教育・販売(DRM)の流れを押さえて売り上げをアップ
本記事では、集客・教育・販売(DRM)の具体的な流れやおすすめの理由を解説してきました。DRMは施策の調整が行いやすく、顧客からスピーディーに反応してもらえるメリットもあります。
しつこさを感じさせないよう、過度なプロモーションは控えるべきですが、適切に運用できれば十分な効果が得られるでしょう。