インターネット環境の発達により、セミナーは対面からデジタルベースへとシフトしました。しかし、まだ「対面の方が落ち着く」といった声も多く、デジタルセミナーの魅力が浸透しきっているとは言えません。
そこで今回は、デジタルセミナーのメリット・デメリットや2023年のおすすめイベントを解説します。
目次
デジタルセミナーとは
デジタルセミナーとは、オンライン上で行われるセミナーのことを指します。従来の対面式セミナーとは異なり、インターネットやビデオ通話ツールを利用して参加者がリモートで参加するのが基本です。
講演者が画面を共有しプレゼンテーションを行い、参加者はチャットや質疑応答機能を通じてコミュニケーションを取ることができます。
また、デジタルセミナーはオンライン教育の普及により重要性を増しており、ビジネス、教育、専門的なトレーニングといった多種多様な分野で利用されています。
デジタルセミナーのメリット4つ
ここからは、デジタルセミナーのメリットを4つ見ていきましょう。
- 参加しやすい
- 資料などの共有が容易
- インタラクティブにコミュニケーションが取れる
- 録画して見返せる
将来的に、イベントなどはデジタルベースが主流になる可能性もあります。メリットをしっかり押さえて、トレンドに乗り遅れないようにしてください。
参加しやすい
インターネットを通じて行われるデジタルセミナーは、参加者にとって地理的な制約がなく、世界中からアクセスできます。
また、パソコンさえあればどこでも参加が可能となるため、自宅でセミナーを受ければ交通や宿泊コストを抑えられる点も大きなメリットと言えるでしょう。
資料などの共有が容易
デジタルセミナーはzoomなどのミーティングツールを介して開催するので、セミナーの最中でも簡単に資料を共有できるでしょう。
リアルタイムで情報をシェアすることで、より深い理解が可能となり、資料をダウンロードすれば後で見返せるメリットもあります。
インタラクティブにコミュニケーションが取れる
ミーティングツールのチャット機能や質疑応答セッションを通じて、参加者は講演者や他の参加者とリアルタイムでコミュニケーションを取ることができます。
オンラインでありながら、とてもインタラクティブな環境なので、リアルでのセミナーとそん色ないやり取りが楽しめるでしょう。
録画して見返せる
セミナーが録画される場合、後日見返すことができます。突発的な予定などで予定が合わないケースもあるため、多忙な方にとっては大きなメリットといえるでしょう。
デジタルセミナーのデメリット2つ
ここからは、デジタルセミナーのデメリットを2つ解説します。
- インターネットの接続問題が発生する可能性がある
- セキュリティ対策が必要になる
いずれも重要なポイントなので、ぜひ参考にしてください。
インターネット接続の問題が発生する可能性がある
よほどネット回線が脆弱でなければ問題ありませんが、デジタルセミナーを受ける際は、インターネット接続による技術的な問題を考慮する必要があります。
接続が途切れたり、音声や映像が乱れることで、セミナーの進行に支障が生じてしまうため、必ずネット回線の状況は確認しておきましょう。特に、出先でスマホから参加する場合などは注意が必要です。
セキュリティ対策が必要になる
オンラインでの情報共有には、セキュリティ上のリスクが伴う場合があります。
たとえば、誤ってミーティングツールで全く関係のない書類を送信したり、参加者として画面を共有した際にパスワードなどが記載された画面を映してしまうケースも考えられるでしょう。
もし社用パソコンを使っている場合、業務上の重要資料が流出する可能性もあるため、最大限注意しなければなりません。
【2023年最新】デジタルセミナーのおすすめポータルサイト
ここからは、2023年最新のデジタルセミナーおすすめポータルサイトを解説します。今回は個々のセミナーに限定するのではなく、ポータルサイトを見ていきましょう。
- 日経イベント&セミナー
- DENTSU DIGITAL
- TECH PLAY
- デジタルナレッジ
- Funai Soken Digital
日経イベント&セミナー
参照:日経イベント&セミナー
日経イベント&セミナーは、大手企業や著名パーソナリティを招いたセミナーを数多く掲載しています。受講料無料のセミナーも豊富なので、コストを抑えて参加したい方にもおすすめです。
【主なセミナー】
- 日経デジタルフォーラムin九州
- パリ開催ビバテクノロジー2023報告会
- NIKKEI BtoBマーケティングアワード
DENTSU DIGITAL
DENTSU DIGITALは電通デジタルの専門家や有識者を呼んだセミナーを頻繁に開催しており、トレンドを反映した内容も多い印象です。Web3.0やAIに関するイベントも増えてきているため、最新情報をキャッチしたい時に重宝するでしょう。
【主なセミナー】
- 【基礎編】デジタルマーケティングにおける課題整理と効果的な施策実行のヒントを大公開!
- データドリブンマーケティングが加速する、活用されるデータ統合基盤の作り方
TECH PLAY
参照:TECHPLAY
TECH PLAYはCHAT GPTやコンテンツマーケティング、UI改修といった実務方面にフォーカスしたセミナーが受けられます。テック領域で活躍する企業が多数登録しているので、幅広い知見が得られるでしょう。
【主なセミナー】
- 【オンライン・無料ウェビナー】ChatGPTが顧客体験の未来を拓く! D2C業界に限らない、 BOTCHAN AI最新活用事例を大公開
- WEB広告入門講座 売上につながる広告手法を知ろう~各広告の特徴から運用時のポイントを解説~
デジタル・ナレッジ
参照:デジタル・ナレッジ
eラーニングサービスを提供する「デジタル・ナレッジ」が運営するポータルサイトです。DXや最新のeラーニング製品について学べます。
【主なセミナー】
- 【7月25日】eラーニング導入のはじめかたセミナー《ハイブリッド開催》
- 【随時開催】教育DX常設展《会場開催》
Funai Soken Digital
AIやDX、SEO対策にAWSなどビジネス領域全般で活用できる知見を発信しています。各業界の有識者が登壇するので、即市場で実践可能なノウハウが手に入るはずです。
【主なセミナー】
- DXの前に取り組みたい「デジタルリメイク」
- 中小企業の経営者のためのChatGPT活用セミナー
- Web広告では頭打ち?!サイト分析&SEO対策で売上2倍
デジタルセミナーの注意点
ここからは、デジタルセミナーの注意点を2つ解説します。
- カメラ・マイクはルールに従う
- 悪質セミナーを回避する
カメラ・マイクはルールに従う
デジタルセミナーを受講する際は、カメラとマイクの使用に注意しなければなりません。
ほとんどの場合は主催者がルールを定めているので、オン・オフ規定や顔を映すかどうかなどをチェックしておきましょう。
もちろん、アクティブに参加するには自分の顔が見える状態が望ましく、マイクは基本ミュートにして発言時にオンにするのがマナーです。
また、周囲の騒音を最小限に抑えるためにも、カフェや自宅、ワーキングスペースなど静かな環境で受講すると良いでしょう。
悪質セミナーを回避する
デジタルセミナーの中には、高額な情報商材の販売などを目的とした悪質セミナーも存在します。主な特徴は以下の通りです。
- 誇大広告や不自然に手厚い保証を謳っている
- 参加費が高額or高額な商材を売りつけてくる
- 大手ポータルサイトに登録されていない
デジタルセミナーで効率的に知見を手に入れよう
本記事では、デジタルセミナーの概要やメリット・デメリット、おすすめのポータルサイトを解説してきました。従来の対面式と異なり、デジタルセミナーはアクセスや資料共有が多いメリットがあります。
悪質なセミナーや受講ルールにさえ注意すれば、初めてでもスムーズに参加できるでしょう。