この記事では、「サラリーマンにおすすめの副業を知りたい」「サラリーマンが副業をするときの注意点は何?」と疑問を抱く方に向けて、人気の副業を紹介します。
くわえて、副業を始めるメリットや注意点、副業がバレる理由なども解説しますので、副業を検討している方は、ぜひ最後までお読みください。
サラリーマンが副業を始めるメリット
まずは、サラリーマンが副業を始めるメリットから見ていきましょう。
- 収入アップにつながる
- スキルアップにつながる
- 事業全体を把握できる
- 将来のリスクマネジメントにつながる
それぞれのメリットについて、次項で詳しく解説します。
収入アップにつながる
サラリーマンが副業を始めると、収入アップにつながります。そのため、職場の就業時間外や休日に副業を始める方は少なくありません。
職場で収入をアップするには、昇給や昇進などが必要となります。しかし、一般的に職場での昇給や昇進は経営状況や業務経験、信頼関係などに左右されるため、収入アップには何年も時間を要する場合があります。
その点、副業は就業時間外や休日に働いた分がそのまま収入につながるため、短期間での収入アップが見込めるのです。
スキルアップにつながる
副業をすることで、自身のスキルアップにつながる場合もあります。例えば、本業とは全く別の業種を副業にすることで、新しいスキルを本業に取り入れられることもあります。
副業での知識や経験を本業に生かすと、業務スピードの向上や仕事の視野が広がる可能性があるのです。また、副業を探す際の面接や交渉では営業力が問われることもあるため、業務以外でもさまざまなスキルを高められます。
事業全体を把握できる
副業によっては、経営に必要な集客やマーケティング、収支の計上まで、事業の全体把握ができるようになります。例えば、副業で個人事業を手がけると、経営に関する流れを知ることができます。
役職によっては学ぶことが難しい管理能力や、効率的な利益追求のための計画力などを、副業をすることで短期的に身に付く場合もあるのです。
ただし、会社経営にかかわる副業は、本業を圧迫する仕事量となる場合もあります。副業の事業規模や業務量を考えながら、本業がおろそかにならないように注意しましょう。
将来のリスクマネジメントにつながる
副業をすることによって、定年や退職時など将来のリスクマネジメントにもつながります。
一般的にサラリーマンは、年齢による定年や一身上の都合による退職などの場合、次の働き先や年金がもらえるようになるまで、収入源がなくなります。
しかし、副業があれば、年齢に関係なく退職後も続けられる職種もあります。退職せざるを得ない場合も、副業で得たスキルを生かし、別の職種に転職できれば安心です。
サラリーマンが副業を始める際の注意点
サラリーマンが副業を始める際は、以下の点に注意が必要です。これまで副業をしたことがない人や、副業に関する知識がない人は、内容をあらかじめ把握しておく必要があります。
- 本業の会社の就業規則を確認する
- 副業は本業に影響が出ない程度にする
- 騙されないように副業の案件をリサーチする
- 副業での所得が20万円を超えたら確定申告をする
本業の会社の就業規則を確認する
サラリーマンが副業をする場合は、事前に本業の就業規則を確認してください。会社によっては、就業規則に副業を認めていない記載がある場合もあります。事前に就業規則を確認していなければ、規則違反で退職に追い込まれる可能性もあります。
副業が認められていない場合は、会社と事前に話し合いをするのも一つの手段です。また、副業が認められていても条件付きの場合があるため、副業規定の詳細をしっかり確認しておきましょう。
副業は本業に影響が出ない程度にする
副業を始める場合には、本業に影響が出ないかどうかの確認をしておきましょう。本業に影響が出る状況としては、以下のような場合が挙げられます。
- 本業の就業時間に副業の連絡が頻発する
- 副業の仕事量が調整ができず体調を崩す
副業が本業の妨げになったり、副業のせいで体調を崩したりしては本末転倒です。
本業に影響が出ないように、副業の連絡頻度や連絡時間の調整、体調管理を行いましょう。本業と副業のバランスをしっかり取ることが大切です。
騙されないように副業の案件をリサーチする
サラリーマンが副業を探す場合、詐欺業者に騙されないよう案件について事前にリサーチしてください。
副業の中には「すぐに儲かる」「誰でも簡単に利益が出せる」など、甘い言葉の誘い文句でセミナーへの勧誘や、高額商材の購入へ誘導するケースもあります。一般的には収入がほとんど得られず、高額商材だけが残る結果となる場合が多いです。
甘い勧誘に騙されないためにも、副業の案件はリサーチをして「どういうスキルが必要になるのか」など具体的に情報を集めてから取り掛かるのがよいでしょう。
副業での所得が20万円を超えたら確定申告をする
サラリーマンに限らず、副業での所得が年間で20万円を超える場合は、税務署に確定申告を行う必要があります。
例えば、副業で毎月2万円の収入がある場合、年間だと24万円の収入になります。そこから必要経費を引いた金額が20万円を超えると、確定申告を個人で行い納税手続きをする必要があるのです。
注意すべき点として、副業の年間所得が20万円以下でも住民税は納める義務があります。確定申告の必要がない場合でも、住民税の納付手続きは必要です。
関連記事:副業の確定申告はいくらから?やり方、よくある質問を徹底解説
サラリーマンの副業がバレる理由
サラリーマンの副業がバレる理由として、以下のようなことが挙げられます。副業禁止の会社で副業がバレたらどうなるかについてもあわせて紹介しますので、一つずつ見ていきましょう。
- 住民税の金額が上がってバレる
- 友達や知り合いにバレる
- 確定申告を怠り税務調査でバレる
住民税の金額が上がってバレる
サラリーマンが副業をすると、住民税の請求額が上がって会社にバレることがあります。
副業をして所得が増加した場合、増加した分の所得税は自分で納付しますが、住民税は基本的に会社が徴収を行います。
したがって、納める住民税が本業の収入分よりも多い金額だと発覚した場合、会社に「本業以外に収入があるのでは」と思われてしまうのです。
副業をしていることが会社バレしたくない場合は、確定申告の際に住民税を自分で納付する項目の欄にチェックを忘れずに入れましょう。自分で支払う項目にチェックを入れると、自宅に住民税の納付請求書が送付されます。
友達や知り合いにバレる
副業をしていることが、友達や知り合いづたいでバレる場合もあります。例えば、インターネット上でバレてしまうケースです。
Webサイトを利用した副業などは、成果物に携わった人の氏名や所在地などが記載されている場合もあります。その成果物に興味を持った友達や知人が名前や所在地などを確認して、バレてしまうケースがあるのです。
動画の場合は本人が映っていたり、音声がのっていたりするとなおさらバレるリスクは高まります。
確定申告を怠り税務調査でバレる
副業の確定申告を怠った場合、税務調査が入ります。この税務調査は本業の勤務地も含まれるため、副業の存在が会社にバレてしまう可能性が高いです。
例えば、副業で高額な年間収入があるにもかかわらず、副業だからという認識で確定申告をせずにいると、後から税務調査によってバレてしまいます。
副業で年間20万円を超える所得がある場合、確定申告を行い所得税を納めるのが国民の義務です。うっかり忘れてしまうこともあるため、早めに確定申告を終わらせましょう。
副業禁止の会社で副業がバレたらどうなる?
一般的に会社に副業がバレた場合には、就業規則にしたがって処分を受けることが多いです。それぞれの会社によって処分は異なりますが、副業を禁止している会社の中には、謹慎などの重いペナルティが科されることもあります。
また、副業のために欠勤を長期間継続していた場合や、副業によって本業の会社に損失を与えた場合は懲戒解雇されることもあり得ます。
副業禁止と就業規則にある場合は、リスクが高いため副業は控えるべきでしょう。会社が副業を認めている場合でも、副業が認められる範囲について事前に上司に相談しておくのがおすすめです。
関連記事:副業がバレない方法はある?バレる理由やタイミングも解説
サラリーマンに人気の副業ランキング
サラリーマンに人気の副業は以下のとおりです。ここからは、それぞれの特徴やメリット・デメリットを解説します。
- ライター
- アンケートなどのモニター
- ポイ活
- データ入力
- アフィリエイター
- スキル・ノウハウの販売
- フリマアプリ
- 株式投資
- 暗号資産投資
ライター
ライターとはWebライターのことで、Webサイトに載せる記事を書くのが主な仕事です。コラムや体験談のようなものから、専門性の高いものまでさまざまな記事がライターとして執筆の対象になります。
Webライターのメリットは初期費用がほとんどかからず始められることです。初心者でも月に1~3万円程稼ぐことが可能です。クライアントに認められれば、企業専属ライターとして1社につき月10万円以上稼げることもあります。
ただし、初心者は1記事仕上げるために長時間を要するため、思ったよりも収入が少ないと感じる可能性もあります。しかし、継続することで実績やスキルが身に付き、高収入を望める副業といえるでしょう。
アンケートなどのモニター
初心者でもすぐに始められる副業としてアンケートなどのモニターがあります。企業などのアンケートに答えるとポイントが貯まり、現金化や商品券などに交換できる仕組みが一般的です。
無料で始められ、難しいスキルも必要なくできるのがモニターの魅力ですが、ポイント単価が低いものが多く、月1,000~10,000円程度の収入しか見込めません。
しかし、空き時間や移動時間に取り組めるため、残業などが多くまとまった時間が取りにくいサラリーマンの副業にはもってこいでしょう。
注意点としては、リサーチ会社によってポイントが変換できない場合があることです。そのため、モニター登録前にリサーチ会社の報酬支払いについて確認しておきましょう。
ポイ活
ポイ活とはポイントを集める活動のことで、貯まったポイントを現金化や他店のポイントに交換することを指します。
例えば、ポイントサイトを通じて、ショッピングによるポイントやアンケート回答で得られるポイントなどを貯めて、換金したりギフト券に交換したりします。
ポイ活のメリットは、無料で始められて、家計の見直しにもつながることです。隙間時間で稼げる手軽さも魅力といえます。
デメリットとしては、ポイントのために無駄な買い物をしてしまう点や、高報酬を得るためにクレジットカードを作りすぎたり、必要以上に保険に加入したりする可能性があることです。
ポイントには有効期限を設定しているサイトもあるため、コツコツ貯めたポイントが消えてしまわないように、ポイントの有効期限内に換金や交換を行いましょう。
データ入力
データ入力とは、クライアントから依頼されたデータを入力する仕事のことです。商品名や取引先住所、数値入力などクライアントから依頼されたデータを入力し、納品することによって収入を得る方法です。
パソコンがあれば無料で始められて、本業以外の時間に自宅で作業できるため、月に1~2万円程の収入になります。
ただし、単価が低いため、収入を得るためにはある程度まとまって業務をこなす必要があります。タイピングに不慣れな場合は、最初のうちはかなり大変に感じるでしょう。
アフィリエイター
アフィリエイターとは、ブログやSNSなどに広告を載せ、成果によって報酬を得る仕事のことです。例えば、自分のブログなどに商品やサービスの広告を載せ、ブログに訪れた人が広告をクリックした数や購入した数などによって報酬が発生します。
メリットは、初期費用が数千円程度と少額からスタートできることです。デメリットには、初心者ではなかなか収入につながらないことが挙げられます。収益を上げるにはサイト集客が必要となるため、SEOやマーケティングの知識が必要になります。
また、サイトの訪問者数に収入が依存するため、なかなか安定収入にはつながりません。そのため、すぐに収入が欲しい方には向いていない副業です。
スキル・ノウハウの販売
スキルやノウハウの販売とは、自分の得意なことやスキルなどを売って収入を得る方法を指します。
例えば、スキル販売の専用サイト「ココナラ」であれば、自分のスキルや得意なことを売り出し、受注することによって収入を得られます。
専用サイトなどで販売すれば無料で始められ、スキル次第では仕事の幅も広がるでしょう。評価が高まれば収入も安定し、10万円以上をコンスタントに稼げる場合もあります。
ただし、販売するスキルが人気のあるジャンルの場合、競合に勝たないと収入につなげるのが難しくなります。そのため、始めのうちはなかなか受注が取れません。
フリマアプリ
フリマアプリとは、アプリを使用して商品を売り、収入を得る方法のことです。「メルカリ」などでいらなくなったものなどを売り出し、買い手がつけば収入となります。
初期費用無しで始められる他、初心者でも簡単に出品できる点がメリットです。ただし、商品を仕入れて売る場合には、在庫を抱えることになるため赤字になる場合もあります。
不用品の販売に限定すれば、すぐに収入が得られる可能性があるため、自宅にある不要品ですぐに販売を始めてみるのもよいでしょう。
注意点としては、販売手数料が高く、出金時も手数料がかかってしまう点にあります。売るものによっては、ほとんど利益が出ない場合もあるので注意してください。
株式投資
サラリーマンの副業として株式投資をする方もいます。例えば、証券会社で企業の株を買い、運用によって利益を出すなどです。
利益は少ないものの、少額から徐々に慣れていくことで、初心者でも気軽に始められます。ネット証券などは手数料も少なく、少額から始められるため、初心者にはうってつけです。
しかし、株式投資は株価が下がるリスクがあり、投資に失敗すれば資金を失うこともあり得ます。勉強しながら焦らずノウハウを磨くことが、成功への近道です。
暗号資産投資
暗号資産(仮想通貨)もサラリーマンの副業として人気の投資です。
例えば、仮想通貨取引所でビットコインを買うと、価格変動によって出た差額が利益となります。暗号資産投資のメリットはいつでも取引が可能なため、ライフスタイルにあわせて取引が可能な点です。
ただし、24時間取引が可能なため、価格は常に変動します。下落するリスクも高いので、投資額には注意しましょう。
大きな額というイメージが一般的な暗号資産ですが、数百円の少額投資から始められるので、初心者が始めるにはよい投資方法といえます。
ただし、価格変動が気になり本業に影響が出るようであれば、暗号資産投資を副業にするのは控えたほうがよいでしょう。
サラリーマンの副業は本業に影響が出ない程度に始めましょう
副業には収入アップの他にも本業のスキルアップに結びついたり、将来のリスクマネジメントになったりするなどのメリットがあります。
サラリーマンが副業を始めるなら、最初は毎月少額でも確実に収入があり初期費用がほとんどいらない副業がおすすめです。リスクがほとんどなく始められ、副業で収入が得られれば、継続する意欲につながります。
また、アフィリエイトや投資を副業にしたい場合は、すぐに収入につながる副業と並行して行うことも検討してみてください。