ビジネスを成功させるには、他社が真似できない独創的なアイデアが必要不可欠。しかし、いざ考えてみても、そう簡単に思いつくものではありません。
そこで今回は、ビジネスのネタを探す方法や実際の成功事例を解説します。誰にでも成功を掴むチャンスがあるので、ぜひ本記事を参考にチャレンジしてみてください。
目次
ビジネスのネタ探し方法4選
ここではさっそく、ビジネスのネタを探す方法を4種類見ていきましょう。
結論からいうと、成功に繋がるアイデアは誰にでも創造できます。奇抜なアイデアがでなくても諦めず、以下の方法を試してみてください。
もし、すぐにビジネスを始めたい場合は、以下の記事で人気の仕事をチェックしましょう。
関連記事:個人事業主の儲かる仕事5選!高収入な事業をランキング形式で解説
身近な不満・悩みを整理する
ビジネスのネタはまったくのゼロから生み出されるのではなく、ちょっとした疑問や悩みがきっかけになります。
ここで少し気がかりなのが「自分の主観や趣味をもとにして大丈夫か?」というポイントですが、この段階では自分自身の一人の消費者に過ぎないことを忘れてはいけません。
既存サービスを使う中で、少しでも不便さを感じたなら、それは立派な消費者のニーズといえるでしょう。
「もう少しこうだったら良いのに…」「あそこはこうした方が良い」
自分の中に眠るそんな感情を深堀したら、後はビジネス化に向けて具体案を固めていくだけですよ。
自分にしかできないことを見つける
長く取り組んでいる特技や趣味がある場合は、その中から自分にしかできないことを発掘しましょう。
「友人から安く物品を仕入れられる」「誰よりも早く制作できる」
言い換えれば、自分の強みの棚卸しともいえます。知人とのコネクションや特技を書き出して、ビジネスにおける優位性が高いものを具合案として固めてみてください。
世間の不満を調査する
自分の悩みや特技から見つけられない時は、世間が寄せている不満から調査するのもおすすめです。
とはいえ、街頭で聞き込み調査するリソースはないはずなので、以下の方法を試してみましょう。
- 楽天やアマゾンのレビュー
- TwitterなどのSNS
上記を使って、特定のサービスにおける不平不満をピックアップする形です。自分が扱う予定のジャンルに絞り、キーワードで検索すれば簡単に収集できるので、通常の市場調査を行う上でも役立つでしょう。
直近のトレンドを調べる
いくら独創性に富んだアイデアを思いついても、市場のニーズと合致しなければ売り上げは見込めません。
ニッチな領域で一山当てれば大きな利益が得られますが、もし不安な場合はあえてトレンドに乗ってみると良いでしょう。
タピオカやフードデリバリーなど、流行りのサービスにはそれだけ多くの見込み客が存在するため、自然と勝率もアップするはずですよ。
ビジネスのネタを事業化する手順
ここからは、4つの方法から導き出したネタを事業化する手順を見ていきましょう。
効率的にスタートダッシュを切るためにも、ぜひ参考にしてください。
最低10個のネタを用意する
まずは最低10個のネタを用意していきます。身の回りのトピックスや時事問題、SNSのトレンドなど、とにかく自分が興味のある話題から、絞り出してみてください。
アイデアを具体化していく
先ほど発案したアイデアを軸に、ビジネスの形を具体化していきましょう。
- 高齢者の役に立ちたい→福祉サービス
- エンターテイメントが好き→イベント企画会社
- もっと安く手軽に食品を届けたい→フードデリバリー
ただし、ここで注意したいのが、大手のコピーにならないことです。海外にしかないサービスを真似るのは有効ですが、国内の大手に真っ向勝負を挑むのは無謀といえます。
見込み客のほとんどを先行者に取られてしまうため、ほんの少しでも独自性を出せるようにしてください。
ビジネスのコンセプトを決める
ビジネスの具体案が定まったら、コンセプトを決めていきましょう。
- どんな層にサービスを販売するか
- 自分たちはどんな立場から発信するか
- 高級・リーズナブル路線 など
上記は、市場における自分のポジションを定める作業ともいえます。
もし人気市場にチャレンジするのなら、小規模だからこそ可能な手厚いフォロー体制やアットホームな雰囲気・人格を作り、大手とかち合わないように差別化してみてください。
必要な予算・資金計画を構築する
ビジネスの構想を固めた後は、具体的なお金の計算を始めましょう。
- 店舗の初期費用や維持費
- 製品を作るための材料費
- スタッフの雇用や外注する人件費 など
万が一、資金面の余裕がなくても、銀行や自治体、公庫などから資金提供してもらえる可能性があるので、気になる方は助成事業の規定を確認してください。
ちなみに、田舎暮らしをテーマにしたスモールビジネスは、以下の記事でも解説しています。本記事と合わせてチェックしておきましょう。
関連記事:田舎ビジネスは成功例が多数!稼げる理由と失敗しない3つのポイントを解説
スモールスタートする
ここまで準備が整ったら、いよいよビジネスを開始していきます。ただし、突然本格的に始めると失敗時の経済的ダメージが膨らんでしまうので、極力小さく始めてください。
- 店舗や特定の職場は設けず自宅開業
- 備品は100円均一で揃えるかすでに持っているものを使う
- 固定スタッフは雇わず安く外注する など
上記はスモールスタートに必要な最低限の条件ですが、少し難しく感じる場合は副業から始めてみるのもおすすめですよ。
新規ビジネスのネタ3選|事業内容から決めてみよう
ビジネスはネタから作り始めるのがセオリーですが、逆に流行ったモデルを参考に構築していくのも効果的。
そこでここからは、これまで多くの成功者を生み出してきたビジネスを、スモールスタートが可能な業種に絞って解説します。
フードデリバリー
ウイルスパンデミックによる巣ごもり需要の拡大で、フードデリバリー業界が大躍進しました。それまでは電話注文が基本だったところ、アプリ一つで完結する仕組みを導入し、様々な世代から重宝されています。
ちなみに、業界大手のウーバーイーツは元々海外で成功していた企業であり、巣ごもり需要拡大という絶妙なタイミングで日本に参入してきた形です。
SNSアフィリエイト
フードデリバリーと同じく、近年大きな人気を集めているのがSNSアフィリエイトです。ブログのようにアフィリエイトリンクを掲載し、特定の商品購入へ誘導します。
一見するとブログアフィリと変わらないように思えますが、より情報のスピード感が早く、訴求方法もバリエーション豊かです。
中には月に数百万円を稼ぐインフルエンサーも存在する上に、コストもあまりかからないので、起業初心者にもおすすめといえます。
カウンセラー・コーチング
人の心をケアするカウンセラーと、目標達成に向けて対象をサポートするコーチングは「教える系副業」として高い人気を誇ります。
インターネットが非常に発達した昨今、ストレスの根源がどこにあるかは本人でも把握しきれません。場合によっては、見えない心労が蓄積して仕事や学業を休まざるを得ないので、そんな時にカウンセラーやコーチが必要なのです。
ビジネスアイデアの成功事例2つ
ここからは、ビジネスアイデアを事業化して、実際に成功した事例を2つ確認していきましょう。
株式会社カカクコム
株式会社カカクコムが運営する「価格.com」は、誰もが一度は見かけるほどに有名な比較サイトです。
元々は一介の会社員が副業として始めたサービスであり、その利便性から現在は店舗側から情報を登録するレベル。広告収入なども入るため、収益性も大変高水準であり、最も成功したビジネスの一つといえます。
グリー株式会社
グリー株式会社は、多数のソーシャルゲームを展開する有名企業であり、東証一部上場も果たしています。
きっかけは楽天株式会社に所属するサラリーマンが始めた副業であり、事業開始から数年足らずで法人化。数ある中でも屈指のビジネス成功事例といえるでしょう。
ビジネスのネタを事業化するときの注意点
ここからは、ビジネスのネタを事業化するときの注意点を解説します。
いずれも重要なポイントなので、ぜひ参考にしてください。
スモールスタートを徹底する
先ほど触れた通り、ビジネスのネタを事業化する際は極力スモールスタートを徹底しましょう。
初めから大きな資金を投じると、失敗した時のダメージにより大きな損失を抱えるリスクがあるため、最初は本業を残しつつ副業でチャレンジしてみてください。
自分の好きな領域に取り組む
大前提として、ビジネスを始める時は「収益性」よりも「自分が好きなことかどうか」を主軸に考えるのがおすすめです。
いくら儲かるビジネスであっても、やりがいを感じられなければ長続きしないので、ある程度自分の得意分野や好みをネタ作りに反映させましょう。
集客の仕組みを万全にする
どれだけアイデアを練り上げてビジネスを始めても、クライアントに利用してもらわなければ運営を継続できません。
したがって、ビジネスのネタを考案しながら、同時に集客スキルも身につけておいた方が良いでしょう。
ビジネスのネタを考えて高収入を実現しよう
本記事では、ビジネスのネタを考える方法や、具体的な事業化の手順なども解説してきました。
ビジネスのネタと聞くと、そう簡単には思いつかなそうですが、いくつかのポイントを押さえれば誰でもアイデアが湧いてきます。今回は、ちょっとしたアイデアがきっかけで成功を納めた事例も解説してきたので、事業のネタだしに困っている方は、ぜひ参考にしてください。