科学技術が発達しながらも、スピリチュアルに対する興味が薄れることはありません。そういった背景から、スピリチュアルリーディングをビジネスにする方も多く、中には月額数十万円を稼ぐ方も少なくないのです。
*本記事で言及する霊的要素は、科学的に立証されていません。あくまでも通例・通説として捉えてください。
目次
スピリチュアルリーディングとは
スピリチュアルリーディングとは、タロットや霊視、波動鑑定などを通してクライアントが持つ霊的な要素を見抜く力とされています。詳細は後述しますが、オーラや守護霊、前世などを把握し、悩みや願望を深く理解できるようです。
ちなみに、近年この手法は霊能力が必須というわけでもなくなってきています。「スピリチュアルリーディング」という一つのサービスとして認知され始めており、タロットや四柱推命といった一般的な占いから、悩みを示唆するだけでも「リーディング」の一種とされるからです。
無論、霊能力に頼った内容ではなく、教本やセミナーで教えられた通りのロジックに基づいて、アドバイスを行えば問題ありません。逆に、不確実性の高い霊能力を根拠にしてしまうと、訴訟を起こされるリスクもゼロではないため、むしろ霊能力に依存しない手法の方が安全にカウンセリングできるでしょう。
スピリチュアルリーディングでわかること
次は、スピリチュアルリーディングでわかることを解説します。
- クライアントの悩み・願望
- 守護霊
- ハイヤーセルフ
- 霊障に分類されること
- オーラの性質
これからスピリチュアルカウンセラーとして活動する場合は、しっかり押さえておきましょう。
クライアントの悩み・願望
スピリチュアルリーディングによって、クライアントの悩みや願望を把握することができます。セッションの方向性や適切な手法が明確となり、歩調を合わせながらサポートしていけるでしょう。
この要素に限り、タロットや四柱推命などでもある程度推し量れます。霊能力がない方がスピリチュアルカウンセラーとして参入しやすい分野なので、きちんと学んでみてください。
守護霊
スピリチュアルリーディングによって、クライアントを守る「守護霊」の存在も知ることができます。家族や友人、ペットといった複数のパターンが存在しており、クライアントが抱える悩みに関連するような人物を示唆することで、セッションに対する緊張や警戒心を解き解せるでしょう。
しかしながら、タロットなどを占いでは判別できない領域となるため、もし特殊な能力を持たない場合は、あまり言及しない方が良いかもしれません。
ハイヤーセルフ
ハイヤーセルフとは、自分を司る高次元の存在を指しており、現世にとどまる自己とは別の「本来の自分自身」とされています。守護霊は家族やペットといった「自分以外の存在」ですが、ハイヤーセルフはあらゆる並行世界の「自分」を統括する「自分」なので、厳密には異なる存在のようです。
クライアントのハイヤーセルフを示し、自覚を促すことで、新たな気づきや生きる上での注意点、モチベーションの向上などが期待できるでしょう。
霊障に分類されること
スピリチュアルリーディングによって、霊的要素によるトラブルも判断できます。
たとえば、生きている人間からの念(生き霊)や幽霊に取り憑かれた場合は、頭痛や気分の落ち込みに悩まされることがあるようです。しかし、霊能力がないと自覚が持てず、悩みをいつまでも抱えたままになるため、スピリチュアルカウンセラーが示唆してあげるのです。
ただ、霊障と一口に言っても、物体移動現象や不可解な事故、悪夢に金縛りと様々なジャンルに分かれます。仮に霊能力があれば言い当てられるかもしれませんが、もし自信がなければ当てずっぽうで示唆するのはやめておいた方がいいでしょう。おそらくほぼ外れてしまうはずです。
オーラの性質
スピリチュアルの世界において、人間をはじめとする生き物は、「オーラ」という生命エネルギーをまとっているとされています。
そして、そのオーラは魂や性格によって色が変わることから、「オーラの色を知って自分自身を理解したい」と逆説的に利用するクライアントが増加傾向です。20年ほど前にスピリチュアルが注目され始めて以降、オーラの概念も爆発的に認知されているため、たとえスピリチュアルに興味がなくても、名前程度なら誰でも知っているでしょう。
具体的な判断基準も、赤は情に熱く、青は冷静沈着、紫は高貴、といった形でシンプル。ゼロから学んでも十分本格的な知識が身につくはずです。
スピリチュアルリーディングの手順
スピリチュアルリーディングに決まったやり方はなく、カウンセラーの得意分野や判断によって異なります。ただ、一般的な流れとしては、以下を想定しておくといいでしょう。
- クライアントとセッションを始める
- コミュニケーションを重ねてからリーディングを始める
- リーディングで知った内容を伝える
- 今後の動きを示唆する
さて、リーディングはある程度クライアントとの距離が近くなってから行うのがセオリーなので、2の工程で実行します。しかし、具体的な手法は霊能力の有無によって異なります。
- 霊能力がある:霊視を行なってリーディングする
- 霊能力がない:タロットや四柱推命などの結果から推測する
基本的に、スピリチュアルリーディングを行うなら後者が安全です。あくまでもカウンセラーはマニュアルに従って内容を伝えれば良いため、セッション後のトラブルも最小限に留められるでしょう。
スピリチュアルカウンセラーの副業を成功させるポイント5つ
次は、スピリチュアルカウンセラーとして成功するためのポイントを5つ解説します。
- 集客の仕組みを確立させる
- 確定的なことは言わない
- 資格を取得する
- 本業に支障を与えない
- クライアントに入れ込みすぎない
いずれも重要なポイントなので、ぜひ参考にしてください。
集客の仕組みを確立させる
スピリチュアルカウンセラーは神秘的なイメージがありますが、やはりお金が絡む以上、セールスや集客は切り離せません。多くのクライアントに自分の存在を認知してもらえるように、以下のような施策を講じて集客の仕組みを確立させましょう。
- SNSを用いた占いなどのコンテンツ発信
- ブログで定期的にスピリチュアル情報を解説
- シンプルにサービスに関する広告を打ち出す
上記の中でも、SNSとブログは早い段階から取り組むのがおすすめです。フォロワーが増えれば、その分認知度が高まっていくので、少しずつでも更新してみてください。
確定的なことは言わない
霊能力はもちろんのこと、タロットや四柱推命も科学的に立証された手法とは言えません。マニュアルや過去の事例から推測するに過ぎないので、その点を踏まえた上でアドバイスしましょう。
たとえば、「これから幸運が訪れます」「必ずお金持ちになれます」などのインパクトが強い言葉は、特に注意が必要です。必ず外れる可能性がある旨を前置きし、後から訴訟につながらないよう自分を守らなければなりません。
資格を取得する
スピリチュアルカウンセラーに資格は必要ありませんが、自分が取り扱う手法に関連する資格は持っておいた方が良いでしょう。
アロマセラピーやカラーセラピー、心理カウンセラー関連の資格は相性が良く、クライアントからも信頼してもらいやすいので、ぜひ検討してみてください。
本業に支障を与えない
スピリチュアルカウンセラーに限らず、副業を始めるなら本業を大切にしなければなりません。簡単に退職しないことはもちろん、スピリチュアルカウンセラーの仕事に熱中し過ぎて、本業に寝坊するのも本末転倒です。
「本業があるからこそ副業に打ち込める」という事実を肝に銘じ、安全に運営しなければなりません。
スピリチュアルリーディングは誰でも実践できる
本記事では、スピリチュアルリーディングの概要や手順を解説してきました。スピリチュアルのニーズは大変安定しており、リーディングなどの手法を学ぶことで、さらに多くのクライアント獲得が見込めるでしょう。
たとえ霊能力がなくても、タロットなどの占いをもとにスピリチュアルリーディングが行えるので、これからカウンセラーとして開業を検討している方は、ぜひチャレンジしてみてください。