アフィリエイトは必要な初期投資が少なく、初心者でも手軽に始められる副業として人気です。しかし、世間では「やめとけ」という声も意外に多く、副業を検討する方の負担の種になることも少なくありません。
目次
副業のアフィリエイトはやめとけと言われる理由
ここではさっそく、アフィリエイトはやめとけと言われてしまう理由を見ていきましょう。
- まったく稼げない
- 利益が出るまで時間がかかる
- 成果が承認されないことがある
- 大手が強すぎる
- 競合記事が多い
- AIが登場した
- 詐欺だと思われている
ちなみに、アフィリエイトの概要については以下の記事で詳しく解説しています。本記事と合わせて読んでみてください。
関連記事:アフィリエイトで副業しよう!始め方・稼ぐポイントとおすすめのアフィリを解説
まったく稼げない
結論として、アフィリエイトで収益を上げるのは容易ではありません。
ターゲットに刺さる魅力的なコンテンツ、SEOの最適化、社会のトレンドを反映した訴求コピーなど、多くのスキルとリサーチ、行動力などが必要です。
ただ、上記の努力を満遍なく行なったとしても、多くのアフィリエイターはほとんど収益を得られずに終わってしまうでしょう。大手を含めたライバルがひしめく中で個人が成約を勝ち取るには、運の要素も絡んでくるからです。
利益が出るまで時間がかかる
一般的に、アフィリエイトで収益が得られるのはスタートしてから3ヶ月〜6ヶ月が最短ラインとされています。当然、数年間利益が得られない方も多く、短期で利益を獲得したライバルを遠巻きに見つつ、ひっそりと挫折してしまうのです。
アフィリエイトでは、webサイトやブログの構築、信頼性のあるコンテンツの作成、ターゲットのファン化といったあらゆる施策が必要ですが、何よりもGoogleやSNSに認知されなければなりません。そのためにはコンテンツの量産、あるいはバズりが急務であり、ノウハウを持たない初心者にとっては非常に難しいハードルと言えるでしょう。
大手が強すぎる
アフィリエイトで収益を得るには、やはりGoogle検索上位に食い込む必要があります。しかし、現在の市場はドメインパワーが強い大手のサイトがひしめいており、個人レベルのブログがSEOで立ち向かっても、到底太刀打ちできないでしょう。
無論、これらの大手はリソース、ブランド認知度、SEOの専門知識も桁外れです。もし本気で稼ぎたいのなら、大手のパワーに負けない「個人ならではの施策」で勝負するほかないでしょう。
成果が承認されないことがある
アフィリエイトでは、A8などのASPを利用するのが一般的ですが、残念ながらどんな成約結果でも承認されるわけではありません。紹介したクライアントが最終的に購入をキャンセルしたり、知らぬ間にプログラムの規約に違反していたりする場合があるからです。
一方で、その内情はアフィリエイターにとってブラックボックスとなることから、そういった不確実性も「やめとけ」と言われる理由といえるでしょう。
競合記事が多い
アフィリエイトはターゲットの母数が多い商材を狙った方が有利ではありますが、同時に競合も増える点には注意した方が良いでしょう。
無数の競合記事・コンテンツの中から自分の記事をトップに浮上させるのは至難の業。通常の施策では到底勝ち目はありません。しかし、初心者はその現実を軽視して闇雲に取り組むことも少なくなく、結果的に「稼げない」と言って撤退してしまうのです。
詐欺だと思われている
アフィリエイトマーケティングは、不正行為や詐欺的な手法と結びつけられることがあります。ただ、これに関しては一部のマナーが悪いアフィリエイターに責任の一旦があると言えるでしょう。
- Twitterなどでアダルトアフィリの広告を無作為にリプライする
- 良い面ばかりを訴求した信憑性の低すぎる記事の量産 など
これらは一般ユーザーにとって迷惑以外のなにものでもなく、アフィリエイトという仕事そのもののイメージを悪化させています。そして、こういった背景によって、初心者アフィリエイターたちは「やめとけ」と言われてしまうのでしょう。
AIが登場した
ChatGPTなどのAI技術の進化により、コンテンツ制作は徐々に自動化されつつあります。これにより、個人のアフィリエイターが作成するオリジナルコンテンツの価値が低下する懸念があり、同時にAI記事という新たなライバルも誕生したことになります。
ただ、AIが作成する記事は「まだまだ機械的」といったところで、人間がしっかり手を加えた記事には遠く及びません。一方、初心者はその事実に気が付かず、「AIが出てきたら勝てるわけない」「逆にAIだけでやったら良いのか?」と誤った判断をして、失敗してしまうようです。
【結論】副業アフィリエイトで稼ぐ人は稼いでる
ここまでネガティブな情報をピックアップしてきましたが、結論として、アフィリエイトで稼げる人はしっかり稼いでいます。その証拠として、以下の資料を見てみましょう。
上記からもわかる通り、アフィリエイトで一銭も稼げていないのは全体の30%ほどであり、しっかり施策を講じていれば相応に稼げるのです。ただ、ライバルと直球勝負しても個人では勝ち目がないので、次の見出しから詳しく見ていきましょう。
副業アフィリエイトで成功する方法
次は、副業アフィリエイトを成功させるための方法を解説します。
- 初めから長期戦と覚悟しておく
- SEOだけで攻めない
- 商材を厳選する
- ステマ規制に注意する
それぞれ詳しく見ていきましょう。
初めから長期戦と覚悟しておく
先ほど触れた通り、フィリエイトは一朝一夕で成功するものではありません。少しずつ、そして定期的にコンテンツを貯めていき、緻密な分析を繰り返しながら「刺さる記事・投稿」を作り出していくからです。
したがって、初めから長い目で想定しておけば、無駄に精神を摩耗することなく、余裕を持って取り組んでいけるでしょう。
SEOだけで攻めない
SEOはアフィリエイトでの戦局を大幅に有利にする要素ですが、個人ブログが大手に真っ向勝負で勝てる見込みはほぼゼロです。
したがって、SNSにメールマーケティングなど、異なるチャネルでもコンテンツを拡散していきましょう。多角的にニッチな市場を攻めていくことで、アルゴリズムの変更によるダメージを最小限に抑え、より直接的にターゲットへアフィリを訴求できるはずです。
ステマ規制に注意する
2023年から、ステルスマーケティング(ステマ)が明確に規制されることになりました。現在は多くのASP、EC業者などがステマ規制に関する表記方法などをアナウンスしており、これに抵触すると当然報酬は認められません。
簡単に言えば、「これは広告です」という表示をすれば問題ないのですが、記事を制作するうちに忘れてしまうケースも多々あります。その他、薬機法なども絡むことでさらに難解なルールになるので、自分自身でレギュレーションなどを制作しても良いかもしれませんね。
商材を厳選する
個人がアフィリエイトで稼ぐには、適切な商品やサービスを選択することも大変重要です。大きな市場では大手に勝てないので、できる限りニッチで需要が見込める商材を選びましょう。
ただし、商品の品質やアフィリエイトプログラムの条件は慎重に検討しなければなりません。仮に好条件が設定されていても、売れる見込みがなければ効果は半減する点に注意してください。
副業アフィリエイトは適切な運用こそ成功の鍵
本記事では、副業アフィリエイトは「やめとけ」と言われる理由や、成功させる方法を解説してきました。アフィリエイトは日々競合が増えており、個人の勝率も相対的に低下しています。
しかし、SNSなども組み合わせることで、よりニッチな市場にリーチしやすくなってもいるので、今回触れた方法を実践し、少しでも優位性を高めていきましょう。