毎日のルーティンワークや煩わしい人間関係から抜け出すために、会社員を辞めて個人事業主を検討する方が増えています。
しかし、「どんな仕事が儲かるのか分からない」「上手く運営するための注意点を知りたい」といった悩みを持つことも多いでしょう。
そこで本記事では、個人事業主の儲かる仕事5種類に加えて、選ぶ際のポイントも解説します。
目次
個人事業主で儲かる仕事の定義
個人事業主の儲かる仕事を解説する前に、ここではまず「儲かる仕事の定義」を整理しておきましょう。
そこで今回は、会社員からほぼゼロ知識・経験で個人事業主になりたい方へ有益な情報を提供するために、以下の条件を前提と致します。
スモールスタートできる
儲かる仕事といえば、立派なオフィスを構えて複数のスタッフを雇っているイメージですが、利益を最大化したいなら「スモールスタート」を徹底しなければなりません。
*業種によっては設備投資が必要なケースもあります
【スモールスタートの条件】 ・スマホやパソコンだけで仕事が始められる ・一人で業務を進められる ・在庫をストックする必要がない |
ちなみに、医者や弁護士はその職業に就くまでのコストが膨大。不動産屋も事業を始めるために数十万~100万円はかかるので、「体一つでできる」としてもスモールスタートの仕事からは除外しています。
年収平均以上稼げる
稼げる仕事と言うからには、最低でも平均年収以上は稼ぎたいところです。
国税庁の統計によると、個人事業主の平均年収は約384万円で、手取りは264万円ということが分かりました。
参照:国税庁
以上のことから、当記事ではポイ活などのお小遣い稼ぎを一切除外し、最低でも384万円稼ぎ出せる仕事を紹介します。
ライフワークバランスも充実
どんな仕事でも、プライベートを犠牲にして朝から晩まで労働すれば、十分な稼ぎが得られるでしょう。しかし、ライフワークバランスを無視した働き方はいずれ心身に支障を来し、当然長続きしません。
したがって、当記事で解説する「儲かる仕事」は、適度に休みつつ平均年収以上が稼げることが大前提。自分の都合や気分次第で休日を設定できるので、良質なライフワークバランスが保てるはずです。
個人事業主で儲かる仕事を選ぶポイント
個人事業主で儲かる仕事を定義できたところで、次は実際に選ぶ時のポイントを解説します。
今後事業を始める予定の方は、ぜひ参考にしてください。
需要は見込めるか
個人事業主として取り組む仕事を選ぶ際は、現在から将来にかけてきちんと「需要が見込めるか」を調査しましょう。
たとえば、日本市場における業界ごとの売上高や事業者の総数は良い判断材料。そして、経済アナリストの記事なども成長傾向の把握に役立つため、ぜひチェックしてみてください。
スキルやノウハウは十分か
仕事を選定する際は、業界で通用するだけの「スキルやノウハウ」を持っているかも確認しなければなりません。
もちろん、未経験×ゼロ知識で飛び込むのも悪くありませんが、効率的に儲けたいなら既にノウハウを持っている業界を選んだ方が遥かに効率が上がるでしょう。
横展開していけるか
会社員と違い、個人事業主はどんな仕事も自由に取り組めます。
具体的に、ライターをやる傍らでWebデザイナーを並行するのもOK。動画編集とカメラマンを同時に運営しても相乗効果が見込めるでしょう。
【横展開の例】
- コーチング→コーチングのスクール講師
- ライター→アフィリエイトHP制作代行
- 動画編集→インスタ運用代行
上記のように展開していけば、既存クライアントを別のサービスへ落とし込み、さらに儲けることが可能です。無論、本記事で紹介する仕事はいずれも横展開しやすいので、ぜひ参考にしてください。
個人事業主の儲かる仕事ランキング5選
ここからは、個人事業主の儲かる仕事をランキング形式で5つ解説します。
- コーチング
- コンサルタント
- システムエンジニア
- Webデザイナー
- Webライター・ディレクター
いずれも初心者に大変おすすめなので、しっかり押さえておきましょう。
*想定年収は事業が軌道に乗った場合の一般的な水準を表記
コーチング
コーチングとは、特定の領域に関する悩みや課題を持ったクライアントと対話を重ね、自己解決をサポートしていく仕事。海外では数十年前から普及しており、日本でも人気が高まってきました。
対応している領域は、ビジネス関連から人間関係、婚活など実に多彩。企業の講師として招かれるケースも多く、今最も成長性が見込める業界の1つです。
コンサルタント
コンサルタントとは、クライアントの悩みや課題解決をサポートする仕事であり、企業と専属契約を結べば安定した収入が見込めます。
ちなみに、市場ではコーチングと混同している方も少なくありませんが、コーチは「自己解決能力の成長」を促すポジションなので、直接的にソリューションを提示するコンサルタントとは性質が異なる点に注意しましょう。
システムエンジニア
Iot(モノのインターネット)やアプリを活用したDXが推進されている昨今、システムエンジニアは大きな需要が期待できるお仕事です。
実際に始めるにはプログラマーとしての経験が必須ですが、いずれにしても「開発系のスキル」を持っている時点で市場では重宝されるでしょう。
Webデザイナー
Webデザイナーは、様々なサービスがWebを中心に展開している現在において必要不可欠な存在といえるでしょう。
自社をアピールしたい企業はもちろん、個人事業主まで幅広くクライアントになる上に、制作会社と業務委託契約を結べば安定収入が狙えるのも大きな魅力。
後述するWebライターも同時に展開することで、アフィリエイト記事や企業コラムまでワンストップで請け負うことも可能です。
Webライター・ディレクター
Webライターとは、クライアントからの依頼に基づいてブログ記事などを執筆する仕事。実績がないうちは1文字0.1円と非常に低単価ですが、諦めずにコツコツ継続すれば1文字あたり2~3円も不可能ではありません。
また、ライティングの経験値とSEOの知識も持っていれば、さらに上のレイヤーである「ディレクター」にステップアップし、報酬単価も上がっていくでしょう。
個人事業主として仕事をするメリット
ここからは、個人事業主として仕事をするメリットを3つ解説します。
- 時間や場所に縛られない
- 働くほど収入が上がる
- 好きな仕事ができる
個人事業主ライフを最大限に満喫するためにも、ぜひ参考にしてください。
時間や場所に縛られない
企業に所属しない個人事業主は、働く時間や場所に縛られず、極めて自由な環境で働けます。したがって、毎日の満員電車・喧騒まみれのコンクリートジャングル・煩わしい人間関係といったストレスから解放されるでしょう。
働くほど収入が上がる
一般的な会社員の給与は、1,000万円程度で頭打ちになる上に、その水準へたどり着くまでに20年近くかかります。加えて、「もし給与以上の働き」をしてもボーナスなどにすぐプラスオンされることはなく、当分の間は成果に見合わない思いを味合わなければなりません。
個人事業主の報酬は働いた分だけ青天井で上がり、実績を貯めることでさらに高単価になるでしょう。
好きな仕事ができる
個人事業主は、リソースさえ足りていればどんな仕事を同時にどれだけ運営しても問題ありません。
会社員の場合、やる気があっても組織的に割り当てられた業務しか「許されない」ので、能動的に働きたい方にとってはまさにピッタリの環境といえるでしょう。
個人事業主として仕事をする時の注意点
個人事業主として仕事をするのなら、メリットだけでなく以下の注意点も把握しておいた方が良いでしょう。
- 集客・セールススキルが必要不可欠
- 最初は収入が安定しない
- 副業として取り組む
より安全にデビューするためにも、ぜひ参考にしてください。
集客・セールススキルが必要不可欠
個人事業主はメイン業務だけでなく、営業活動も自分自身で行わなければなりません。そのため、どれだけ優秀なスキルを持っていても、集客・セールス能力も身につけなければ、クライアントを獲得できないのです。
事実、営業活動が苦手なばかりに、案件が不足して事業から撤退するケースも多く、泣く泣く会社員に出戻ることになるでしょう。
プラチナサポーターアカデミーでは、集客・セールススキルに加えて、仙道自身によるセミナー、プロコーチのコンサルなどが初月無料。次月以降は月額8,800円ですべて閲覧できます。
最初は収入が安定しない
個人事業主は会社員のような固定給制度ではないため、クライアントがいない初動の段階は収入が安定しません。
最悪の場合、無収入の月も発生するため、ある程度貯蓄してからチャレンジするのがおすすめです。
ただ、上手く事業が軌道に乗って顧問契約やサロンが開ければ、収支は劇的に安定するため、最初のうちだけ個人事業主の登竜門として乗り切ってください。
まずは副業として取り組む
金銭的なリスクを最低限に抑えたい方は、しばらくの間副業として取り組んでも良いでしょう。稼働時間は限られてしまいますが、生活費の不安を一切せず好きな仕事に没頭できます。
もちろん、そのまま副業として続けるのも安全性が高くおすすめ。もし副業前提で仕事を選定したい方は、以下の記事も読んでみて下さい。
個人事業主は儲かる仕事が多い!自分に合った事業を選ぼう
本記事では、個人事業主の儲かる仕事や選ぶ時のポイント、注意点なども解説してきました。
個人事業主は収入が安定しない注意点がある一方、自分の働き次第でどこまでも収入がアップし、時間や場所に縛られないメリットもあります。