コンサルタントは転職先や副業としても大きな人気を誇ります。しかし、具体的な必須スキルが分からないばかりに、「興味はあるけど怖くて始められない」という人が少なくありません。
目次
コンサルの必須スキル7つ
ここではまず、コンサルタントに必要とされるスキルを7つ確認していきましょう。
- 質問スキル
- プロフェッショナルの意識
- 論理的思考
- 洞察力
- プレゼン能力
- トレンドサーチ能力
- 目的遂行力
これから転職や副業を検討している人は、しっかり押さえておいてください。
関連記事:コンサルタントが副業におすすめの理由は?始め方や注意点を解説
質問スキル
コンサルタントを目指すなら、クライアントの課題や悩みを引き出せるよう、質問スキルを身に付けなければなりません。
コンサルタントの仕事はクライアントのトラブルシューティングですが、そもそも「何が課題」か正しく自覚していないケースも多く、脳内の不満を言語化できていないことも少なくありません。
したがって、内面を上手く引き出すように質問してあげるのも、コンサルタントの務め。クライアントが抱える悩みを可視化して、最短ルートでソリューションを提示しましょう。
プロフェッショナルの意識
コンサルタントはクライアントを導く役割を持っています。そのため、常にプロフェッショナルとしての意識を持ち続けなければなりません。
仮にデビューしたばかりの初心者でも、クライアントにとってはプロフェッショナルです。依頼者が安心できるよう、しっかりと自覚を持ちましょう。
論理的思考
クライアントの悩み相談に台本は存在せず、脳内のイメージをそのまま言葉に乗せてきます。そのため、コンサルタントはどれだけ支離滅裂な内容であっても、理路整然と組み立てつつ、次の質問を繰り出せる論理的思考が求められるのです。
もちろん、一朝一夕で身につくものではないため、最初は満足にできなくても、セッションの回数をこなして慣れていきましょう。
洞察力
クライアントは悩み自体を自覚できておらず、見栄から嘘をついてしまうケースもあります。したがって、小さな仕草や挙動、発言から本音を読み解く洞察力も身に付けなければなりません。
こちらもやや専門性が高いスキルとなりますが、心理学を学びつつ、セッションを繰り返せばおのずと出来るようになるはずです。
プレゼン能力
コンサルタントは個人だけでなく企業にも提案するケースがあります。そのため、誰が聞いても簡単に理解できるようなプレゼン能力も必要です。
資料作成のスキルはもちろんのこと、相手の反応を見ながら解説を加えるアドリブ力も大切。会社員としてプレゼンテーションを行ってきた人なら、比較的簡単にクリアできるでしょう。
トレンドサーチ能力
どんな業界でも、クライアントには最新のノウハウを伝えなければなりません。たとえば、集客に悩んでいる企業に対して時代遅れの戦略を提案すると、その時点で信頼は落ちてしまいます。
目的遂行力
クライアントは必ずしも言うことを聞いてくれるわけではありません。コンサルが意図した内容を理解できないケースもあり、そもそも提案を実行しないこともあるのです。
コンサルにとってはモチベーションが下がる要因となりますが、だからこそ初志貫徹で目的を達成する遂行力が必要不可欠。たとえクライアントが思ったように動いてくれなくても、断固として進めていきましょう。
コンサルスキルの初心者向き学習方法
ここからは、コンサルスキルの学習方法を3つ解説します。
初心者向きに厳選したので、今後コンサルデビューを目指す人は、ぜひ参考にしてください。
スクールに通う
初心者がコンサルスキルを学ぶなら、まずスクールを検討するのがおすすめです。最新知識を備えた講師が揃っており、不明点があっても自由に質問できます。
加えて、最近は自宅でもオンライン講習を受けられますが、サービスが豊かなスクールほど学費が高額になる点に注意しなければなりません。
先輩コンサルタントとつながる
実践的なコンサルスキルを学びたいなら、現役のコンサルタントに教えてもらうのも効果的。机上の空論ではなく、現在進行形で稼げているノウハウが身につくため、できる限りスピーディーにコンサルデビューしたい人には大変おすすめです。
本やネットで独学する
コンサルスキルは、本やネットで学ぶことも可能です。最もコストが抑えられる方法であり、スモールスタートしたい人にはベストな選択肢といえます。
しかし、ネット上のコンテンツは出自不明で誰が書いたかも分からないケースが少なくありません。そのため、ブログなどをチェックする際は必ず監修者を確認する必要があります。
一方、本の場合は著者がはっきりしており、手厚い校閲を通過して出版されることから、信ぴょう性は疑わなくても良いでしょう。市場のトレンドを把握して、最新情報が掲載されている書籍を選んでください。
関連記事:副業のスキルアップにおすすめの本20選!プログラミングやデザインなど多岐にわたる分野を網羅
コンサルスキルと一緒に取得するべき資格3選
ここからは、コンサルタントにおすすめの資格を3つ見ていきましょう。
また、以下の記事では副業に適した資格を網羅しています。合わせて読んでくださいね。
関連記事:副業に有利な資格まとめ!本業も充実するおすすめ資格を紹介
中小企業診断士
中小企業診断士はコンサル関連資格の中でも、数少ない国家資格となります。企業の成長戦略などをアドバイスできるようになるため、経営コンサルタントは特に取得を目指した方が良いでしょう。
学歴や実務経験は求められず、誰でも受験できるので、未経験からコンサルタントとしてのプロフィールに箔をつけたい人には大変おすすめです。
キャリアコンサルタント
キャリアコンサルタントは、職業能力の開発・相談に特化した資格であり、個人事業はもちろんのこと、ハローワークなどでも働けます。
ただし、3年以上の実務経験や認定講習の修了といった条件が設けられているため、スムーズに取得できるよう、事前に準備を整えておきましょう。
FP技能検定士
企業や個人の財政面をアドバイスするケースもあるため、FP技能検定士を取得しておくのもおすすめです。「お金」に関する幅広い悩みに対応できるようになり、クライアントからの信頼も得られるでしょう。
FP技能検定士は国家資格なので、受験ハードルが低いのも大きな魅力。中小企業診断士と併せて検討してみてください。
コンサルスキルは初心者でも身に付けられる
本記事では、コンサルタントに必要とされるスキルやおすすめの資格を解説してきました。コンサルスキルは一見難しく思えますが、要点を押さえつつ適切に学習すれば、初心者でもしっかり身に付けられるでしょう。