昨今はさまざまなコーチングのジャンルが誕生しており、その中でも子育てに特化した「ママコーチング」は着実に人気を高めています。
しかし、具体的なサービス内容が分からないことから「怪しい」と感じてしまい、いざ副業を始めようと思っても、今一歩踏み出せない人が多い傾向です。
目次
ママ専門のコーチングとは?
ママ専門のコーチングとは、読んで字のごとく「子育てしている母親・父親」に特化したコーチングジャンルです。子供との接し方や正しく叱る方法、そしてママ自身のケアにも精通しており、子育て初心者にとっては大変重宝されています。
コーチ人口は数万人規模
ママコーチングはまだまだ知名度が低い印象ですが、コーチの規模感はすでにかなり大きくなっています。具体的に、ママコーチングに特化した「マザーズコーチングスクール」のメンバーは2023年時点で3万人超え。
この数字だけを見れば、決して小規模とはいえないでしょう。将来的にも規模感が拡大していく可能性があるので、まだ初動の今のうちからチャレンジしておくのがおすすめです。
ママコーチングに必要な要素
ママコーチングでは、以下4つの要素を子供が身に付けられるようにサポートします。社会適応力が高まるだけでなく、自分自身を大切にする気持ちも育まれるでしょう。
- 自己肯定感
- 自発的な思考力
- 諦めない心
- 思いやり
そして、クライアントとなるママ自身が上記を学ぶことで、「正しく育てられている」という自信にもつながり、親子双方の幸福度も高まるのです。
ママコーチングの具体的なセッション内容
次に、ママコーチングの具体的なセッション内容を確認していきましょう。
- セッションの流れ
- コミュニケーションを重ねる
- 課題解決のアプローチ
- アクションプランの作成
- セッション後のフォローアップ
セッションの流れ
ママコーチングのセッションは、まず初めに目的や期待値の確認から始まります。この時点での悩みや課題を明確にし、セッションの方向性を決定するのです。
次に、具体的な課題や状況について深く掘り下げ、ママ自身の気づきを促進していきましょう。セッションの終盤には、得られた気づきをもとに次のステップやアクションプランを設定していきます。
コミュニケーションを重ねる
ママコーチングでは、アクティブリスニングやオープンエンディッドクエスチョンを用いて、ママの話を深く理解していってください。これにより、ママ自身が自分の気持ちや考えを整理し、新しい視点や解決策を見つける手助けをします。
課題解決のアプローチ
ママが抱える課題に対して、具体的な解決策やアイディアを一緒に考えます。具体的には、子育てのストレスや時間管理の悩みなど、ママ特有の課題に対して、実践的なアドバイスやツールを提供する流れです。
アクションプランの作成
セッションを通じて得られた気づきや学びをもとに、具体的なアクションプランを設定します。このプランは、次回のセッションまでの実践や挑戦として提案され、継続的な成長をサポートします。
セッション後のフォローアップ
セッション後も、メールや電話でのフォローアップが行われることが多いです。これにより、アクションプランの進捗確認や新たな課題の発見、さらなるサポートが提供されます。
ママコーチングの資格を取得するメリット
ここからは、ママコーチングの資格を取得するメリットを見ていきましょう。
- 専門的な知識・スキルの習得
- キャリアの拡大
- 自己成長
いずれも重要なポイントなので、ぜひ参考にしてください。
専門的な知識・スキルの習得
ママコーチングの資格を取得することで、コーチングの基本的な技法やママ特有の課題に対するアプローチ方法を学ぶことができます。ママ自身の子育ての悩みや課題をより深く理解し、具体的な解決策を見つけ出す能力が身につくでしょう。
また、資格取得の過程での学びは、日常の子育てや家庭生活にも役立つ知識やスキルとして活用することも可能です。
キャリアの拡大
ママコーチングの資格を持つことで、コーチとしての活動を開始することが可能となります。新たなキャリアの道が開かれ、収入の増加のチャンスも広がるでしょう。
特に、ママコーチングは近年の需要が増加しており、資格を持つことで信頼性や専門性が高まることから、より多くの依頼を受けることが期待できます。
自己成長
コーチングの技法や知識を身につけることで、日常生活における人間関係の質が向上します。相手の気持ちや考えを尊重し、効果的なコミュニケーションを取ることができるようになります。
さらに、自分自身の気づきや成長を促進することで、自分自身の幸福度を高める要素にもなるでしょう。
ママコーチングの資格を取得するデメリット
次は、ママコーチングの資格を取得するデメリットを解説します。
- 初期投資が必要になる
- 確実に仕事が取れるわけではない
初期費用が必要になる
ママコーチングの資格を取得するためには、専門的な研修や講座を受講する必要があります。場合によっては数十万円程度の費用がかかる場合が多いため、ある程度の初期費用は準備した方が良いでしょう。
また、研修や講座は時間がかかるケースもあり、忙しいママにとっては時間的な負担となる可能性があります。特に、子育てや家事、仕事との両立は難易度が高いかもしれません。家族の協力も得た上で取り組んでみましょう。
確実に仕事が取れるわけではない
資格を取得した後、実際にコーチとして活動を開始する際に、期待と現実のギャップを感じることがあります。事実、資格を持っているからといって、すぐに多くのクライアントがつくわけではありません。
また、実際のコーチングの現場での課題や困難に直面することも考えられます。資格取得の学びだけでは対応できない実際の課題に直面した際、新たな学びやスキルアップが必要となるため、継続的に学習する姿勢も身につけた方が良いでしょう。
ママコーチングは怪しい?詐欺じゃないと言える根拠
ママコーチングは「怪しい」と揶揄されることもありますが、結論から言うとそうではありません。ここではそう言い切れる根拠を3つ確認していきましょう。
詐欺ではない健全なサービス
ママコーチングはれっきとしたコーチングジャンルの一種であり、専門スクールにはすでに数万名が在籍しています。
一般的な知名度は決して高くありませんが、少なくとも詐欺の温床とはなっておらず、子育てママ・パパに向けて健全なサービスを提供しているようです。
関連記事:コーチングは怪しい!5つの理由と正統派コーチか見分ける質問集を紹介
コーチの人口が多い
先ほど触れたとおり、ママコーチングに携わるコーチは国内だけで数万人にものぼります。小規模であれば詐欺を疑っても仕方ありませんが、界隈では一定以上の知名度を誇っており、信頼性も十分。
子供の健全な発育をサポートすることから、社会貢献の側面も持ち、むしろ詐欺とは正反対の性質といえるでしょう。
資格が存在する
コーチング資格の中には「チャイルドコーチングアドバイザー」というママコーチングに特化したものが存在します。さらに、日本青少年育成協会が運営する「教育コーチ認定」も人気が高く、数多くのママコーチが取得を目指しています。
ママコーチングの評判3つ
ここからは、ママコーチングの評判を3つ確認していきましょう。
今後副業を検討している人は、ぜひ参考にしてください。
子供と和解できた
ママコーチングを復習した後、子供につい怒りすぎてしまった際に和解できた、という口コミがあがっていました。
いくら親といえど、子育てに関しては誰もが初心者です。ママコーチングはそんな新米の指標として重宝されているのです。
自分も大切にできる
ママコーチングは、子供だけでなくママ自身のケアにも役立ちます。子育てが上手くいかずイライラしたり、落ち込んでいる際もセルフメンテナンスが可能となるため、理想的な環境の中で子供も過ごせるでしょう。
ワクワクしながら受講できた
ママコーチを目指す人はとても楽しんで講習を受けており、充実した時間を過ごせたようです。自分自身を見つめなおすことで、クライアントとの向き合い方にも変化が生まれるでしょう。
ママコーチングが副業におすすめの理由
ここからは、ママコーチングが副業におすすめの理由を3つ解説します。
時間の融通が利く
子育てジャンルに限らず、コーチングは大変時間の融通が利きやすいメリットがあります。そもそもオンライン環境でセッションが行える上に、独立すれば出社時間も存在しないため、本業が終わった後でも問題なく取り組めるでしょう。
社会貢献になる
子供は地球の未来を担う宝であり、その発育環境をサポートするママコーチングは社会貢献に繋がるでしょう。
ママの自己肯定感が高まるのはもちろん、コーチ自身が「やりがい」を感じられるので、中長期的にモチベーションを維持しながら取り組めますよ。
将来性が見込める
子供の健全な成長に携わるママコーチングは、将来的にも大きな需要が見込まれています。そもそも子育てという行為自体が消え去ることはないため、ママコーチングも半永久的に存続していくはずです。
加えて、ママコーチング業界はまだまだ発展途上。今からの参入でも十分間に合うでしょう。
ママコーチングを習得して副業をスタートしよう
本記事では、ママコーチングの概要や怪しくない理由を解説してきました。ママコーチングは子育てに特化したコーチングジャンルであり、子供の健全な発育やママのメンタルケアにも役立ちます。
実際にコーチングを受けた人からも高評価があがっていることから、詐欺などを疑う必要はないでしょう。ぜひ本記事を参考に、資格の取得から始めてみてください。